体毛、特に毛髪が抜けるもしくは細くなって、頭皮が露出する状態をはげという。脱毛症、薄毛と言い換えをすることもできるが、この両者と「はげ」は厳密にはニュアンスの違う言葉である。
はげの場合、頭全体、もしくはその1部に極端に毛の量が少なくいわゆる「つるっぱげ」という状態を示して言うことが多いのに対し、脱毛症は抜け毛の量が常識の閾値を超えて多くなる疾患であり、薄毛は髪の量ばかりではなく、太さ、ハリなどが失われ、結果的に肌が見えてしまう状態を示すことが多い。俗に「薄い」と呼ばれる状態である。しかし、脱毛症も薄毛も度が酷くなると「はげ」になるので、ここではひとからげにはげとして扱うことにする。
はげの種類には男性型脱毛症AGA、女性に多く全体的に薄くなり、皮膚が全露出することは少ないびまん性脱毛症、女性と子供に多い円形脱毛症、髪の毛に無理に力をかけることで起こる牽引性脱毛症、抗がん剤などの副作用による薬剤性の脱毛症、症例は少ないがホルモンバランスの崩れなどで起きる脂漏性脱毛症およびひこう性脱毛症、熱傷、外傷などの後、頭皮の細胞が壊死して起きる脱毛症などが挙げられる。
他に、ストレスなどがたまると自分の毛を抜いて気を紛らわせる抜毛癖でも毛が薄くなることがあり、多くの場合小児によく出る癖であるが、まれに大人になってもその癖が残り局所的または全体的に皮膚を露出させてしまうことがある。こちらは毛髪というよりも心の問題であるので、今回のはげ対策の記事では大きくは取り上げない。
単純に、はげ対策と言った時には多くの場合男性型脱毛症への対応を示すことが多い。AGAは皮膚科等で診断、治療のできる疾患のひとつであり、脱毛を促す男性ホルモンDHT(ジヒドロテストテロン)の生成につながる酵素を阻害する薬などが処方されるという。
この抗ホルモン作用のある薬以外にも、血流をよくして髪の成長を助ける薬剤や細胞の修復を促進するためのビタミン剤、頭皮の乾燥を防ぐ保湿効果のある育毛剤などが市販されている。刺激の少ない育毛シャンプーなども人気があるようだ。
他の対策としては植毛、かつらなどの外的処置や、鍼灸等の民間療法などが挙げられ、悩みと生活環境に応じて手法を選択できる。
- (2012/10/29)育毛剤を更新しました
- (2012/10/27)生やす?それとも隠す?を更新しました
- (2012/08/02)はげ対策の種類を更新しました
- (2012/07/02)はげと現代社会を更新しました
- (2012/07/02)はげと文化史を更新しました